2017年9月8日
こんにちは!
さくらパソコンサービスです!
堺市中央区の法人のお客様より、昨日から迷惑メールが大量に届くようになったので見て欲しいと連絡を頂きました。
状況を詳しくお聞きすると1分毎に迷惑メールが届き、受信トレイが迷惑メールでいっぱいになっているとのこと。迷惑メールは昨日から延々と届いており、必要なメールが迷惑メールに埋もれてしまい非常に困っているそうです。
お客様はGMOペパボのヘテムルサーバーを契約されていますが、メールヘッダを確認するとヘテムルサーバー側でスパム判定が「Yes」となっており、サーバー側のメールフィルタで迷惑メールであるとマークされています。
[実際のメールヘッダの一部]
X-Spam-Status: Yes(HETEML-Fsecure) with VIRUSGW/SPAM_CT/@score=9/FSD-0000-004D-2925
延々と届く迷惑メールのヘッダを確認しましたが、全てにスパム判定がマークされています。
この場合、サーバー側の迷惑メールフィルタリング機能を使用し、迷惑メールのみを自動削除すれば受信トレイに届くこともなくなります。
お客様のサーバーの管理はWEB制作会社に一任しているとのこでしたので、サーバー側の設定を確認する為に連絡を取って頂いたところ快い返事を頂けません。
まず、サーバー管理画面にログインする為のアカウント情報は絶対に開示できないとのことでした。これは恐らく他社案件のWEBサイトを同一サーバーにインストールしているせいかと思われます。月額費用が発生するWEB制作会社に多いのですが、安いレンタルサーバーに複数の顧客のWEBサイトを格納してコスト削減を図っています。
WEB制作やレンタルサーバー業界では暗黙の了解ではびこっている手法ですが、再販は利用規約でも禁止されていますし、顧客に不利益が生じますのでこのような手法を取るWEB制作会社はグレーな会社と言えます。
さて、サーバーの管理画面にログインできませんので、サーバー側のメールフィルタの状況を確認することができませんので、WEB制作会社に設定状況を問い合わせましたが誠実な回答が戻ってきません。
ここで、WEB制作会社への不信感が増したので、お客様に制作会社との関係を確認することにしました。
WEB制作会社は大阪市中央区の株式会社AというWEB制作からコンサルティングを手掛ける企業でした。
制作費はページ偏移が無い縦長の1ページのサイトでなんと160万円、その他に月額9,800円の管理費も必要です。
実はお客様はWEBサイトの管理を別の企業へ移管しようと準備を進めており、迷惑メールが届くようになった前日に株式会社Aの代表H氏にその旨通知したばかりでした。
通知されたH氏は嫌がらせにサーバー側の迷惑フィルタ機能をオフにします。これまでサーバー側で自動削除されていた迷惑メールがお客様に届くようになったというのが今回の真相でした。
信じられないような話ですが、WEB制作業界は非常にダークな企業が多数ひしめいており今回のような件も含め同様の悪質な話はよく耳にします。
同業者として非常に残念なことですが、優良と思えるWEB制作会社には未だ出会ったことがありません。いつの日かWEB業界が浄化されることを切に願います。
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