2017年7月14日
こんにちは!
さくらパソコンサービスです!
医療系のお客様より他医院より受け取った『.dcm』のファイルをパソコンで閲覧できるようにして欲しいとご依頼頂きました。
拡張子が『.dcm』のファイルはDICOMフォーマットで作られたCTやMRIなどの撮影画像のデータです。
DICOMフォーマットのデータは一般の画像ビューアーで閲覧することができない為、DICOM専用のビューアーが必要となります。
その為、医療機関同士でDICOMフォーマットをやり取りする際にはデータの他にビューアーを一緒に入れてくれる所もありますが、今回のデータにはビューアーが入っていませんでした。
目次
DICOMフォーマットを開くためのビューアーは数多くあります。
但し出所が明確でないビューアーはセキュリティ的なリスクを伴いますので、お客様の医院に導入されているレントゲン装置にビューアーが付属していないか確認することにしました。
装置メーカー側の担当者の方に連絡しビューアーの有無を確認したところ、レントゲン装置に付属しているサーバーにビューアーがインストールされているとのことでした。
早速、ビューアーがあるサーバーにデータを持ち込み、開いてみましたがうまく閲覧できません。
実はレントゲン装置に付属しているビューアーでは開けないのではと思っていました。
DICOMフォーマットで作られたファイルには画像データの他に患者情報など様々なデータを含めることができます。
その為、DICOMフォーマットを生成した機器によって含まれるデータが異なります。
ビューアーなら全てのDICOMデータを閲覧できるわけではありません。
他医院からのDICOMファイルの使用頻度が低いなどの理由から、今回は出所が明確なオープンソースのDICOMビューアーを利用することにしました。
レントゲン装置などを含む院内のパソコンはオフラインネットワークになっている為、オンラインのパソコンでビューアーを用意し、各パソコンへインストールしました。
他医院のDICOMファイルも無事閲覧することができました。
この度のご利用ありがとうございました。
さくらパソコンサービスではレントゲン装置など業務機器を含めたネットワーク環境の構築、DICOMなど通常のパソコンでは開けないファイルを閲覧できるようビューアーの設定、故障したパソコンの修理など幅広く承っております。
お気軽にご相談くださいませ。
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