2024年7月12日
パソコンに突然警告が表示される、警告音が鳴り響くなどサポート詐欺にひっかかってしまった時の対処法
パソコンでインターネットを利用中に突然大きな警告音と共に「パソコンがウィルスに感染している」「パソコンが故障している」などの警告が表示されることがあります。 警告音や表示される内容は様々なパターンがありますが総称してサポート詐欺と呼ばれています。 表示されている連絡先に連絡すると遠隔操作でパソコンをチェックするフリをし、トロイの木馬ウィルスへ感染しているなどの嘘を言い、駆除する為の費用をギフトカードなどで払わせます。 消費生活センターによると2023年度には1459件、総額4億7000万円ほどの被害が発生しています。 サポート詐欺にひっかかってしまった時の対処法 サポート詐欺にひっかかると警告が表示されたWEBサイトのページが全画面になります。 下記のいずれかの方法で警告が表示されたWEBサイトを閉じるだけで対処可能です。 対処法①:Esc(エスケープ)キーを3秒長押しして全画面解除+閉じる(バツ)ボタン Escキーを3秒以上長押ししてブラウザの全画面表示を解除する サポート詐欺が表示されているタブを閉じる 対処法②:Ctrl+Alt+Delを押してパソコンを再起動 Ctrl+Alt+Delキーを押す 画面右下の電源アイコンからパソコンを再起動する 詳しい方はタスクマネージャーを開いてブラウザのタスクを終了することで消すことができます。 サポート詐欺への対処法を練習できるサイト 独立行政法人情報処理推進機構がサポート詐欺への対処法を練習できる操作の練習ができるWEBサイトを公開しています。 本物のサポート詐欺と同じ環境下で安全に練習することができます。 下記URLを開き『偽セキュリティ警告画面の閉じ方体験サイト』ボタンを押すことでサポート詐欺と同じ環境を再現することができます。 セキュリティ警告(サポート詐欺)対策特集ページ - 独立行政法人情報処理推進機構 誰でもサポート詐欺被害に合う可能性がある サポート詐欺はWEBサイトに表示されている広告、ハッキングされたWEBサイトを閲覧することにより表示されます。 広告は多くのWEBサイトで使用されており、信頼できる大手企業のWEBサイトでもサポート詐欺が表示される場合もあります。 広告が適切か、WEBサイトがハッキングされているかは外部から判断することができません。 また、サポート詐欺の進化の速度はとても速く、セキュリティ対策ソフトでは防止できない事例があります。 よってサポート詐欺は誰でも被害に合う可能性があることを忘れないでください。 サポート詐欺にメール・電話などで連絡してしまった場合 それ以上連絡を取らないようにし、相手から連絡があっても無視してください。 連絡がつかないと分かれば犯人はそれ以上連絡してきません。 サポート詐欺にお金を支払ってしまった場合 残念ながらお金が戻ってくる可能性はありません。 念の為、最寄りの警察に相談をしてください。 サイバー事案に関する相談窓口 - 警察庁 サポート詐欺の遠隔サポートを受けてしまった場合 パソコンに対してウィルスなどを仕込まれている可能性があります。 専門家による点検を受けることをお勧めします。 ご自身での対処では不安な場合 さくらパソコンサービスはウィルス感染したパソコンの復旧、ハッキングやマルウェア感染したWEBサイトの復旧などサイバー犯罪への対応を得意としています。 サポート詐欺への対処やウィルスが仕込まれていないかなど点検作業も承っております。 ご自身での対処では不安を感じる方はお気軽にご相談ください。
2024年4月27日
2024年4月現在、Windows 7をサポートしているセキュリティ対策ソフト一覧
2024年4月現在、主要なセキュリティ対策ソフトの中でWindows 7をサポートしているのはノートン360、Kaspersky(カスペルスキー)、アバストのみとなります。 セキュリティ対策ソフトWindows 7対応状況(SP=サービスパック)ノートン 360ノートンライフロックSP0:×(~2024/5/22)SP1:〇SP2:〇SP3:〇KasperskySP0:×SP1:〇SP2:〇SP3:〇ESETキヤノンITソリューションズ×(~2023/11/30)ウィルスバスタークラウドトレンドマイクロ×(~2023/2/28)マカフィー リブセーフマカフィー×(2021/5/4)ZERO スーパーセキュリティソースネクスト×(2021/12/31)アバストAvast SoftwareSP0:×SP1:〇SP2:〇SP3:〇 いずれもWindows 7 SP1(サービスパック1)以降であることが条件となっています。 また一部ソフトでインストール時にエラーが発生するなどの現象があるようなので、事前に各ソフトメーカーのWindows 7対応状況を調べる方が良さそうです。
2020年1月15日
サポートが終了したWindows 7で使用できるセキュリティ対策ソフト一覧
こんにちは! パソコンの出張・訪問修理のさくらパソコンサービスです! 2020年1月14日にWindows 7のMicrosoftによるサポートが終了しましたが、多くのセキュリティ対策ソフトは引き続きWindows 7のサポートを継続するとのことです。 下記に主要なセキュリティ対策ソフトのWindows 7に対するサポート期間を記載します。 ソフト名期間参考ページ カスペルスキー インターネットセキュリティ 継続 ※期間未定 カスペルスキー製品のWindows 7対応について Norton(ノートン) 継続 ※期間未定 ノートンは Microsoft のサポート終了後も Windows 7 を保護します McAfee(マカフィー) 2021年12月31日 2020 年 1 月の Microsoft の延長サポート終了後の 、Windows 7 および Windows Server 2008/2008 R2 における McAfee の製品サポート ウィルスバスタークラウド 2021年12月31日 Microsoft Windows 7のOSサポート終了に対する移行支援について ESET(イーセット) 不明 無し ウイルスセキュリティZERO 2021年12月31日 Windows 7向けの製品サポート終了のお知らせ 国内で販売されている代表的なセキュリティ対策ソフトはESETを除いてWindows 7のサポートの継続を発表しています。 カスペルスキー インターネットセキュリティ、Nortonに関しては2014年にサポートが終了したWindows XPをいまだに継続してサポートしていることから、Windows 7も同様の処置が取られると思います。
2020年1月15日
サポートが終了したWindows 7をそのまま使い続けても大丈夫?パソコンのプロが徹底解説
こんにちは! パソコンの出張・訪問修理のさくらパソコンサービスです! 2020年1月14日をもってMicrosoftによるWindows 7のサポートが終了しました。 Windows 7搭載パソコンには早くからWindows 10への移行を促す画面が表示されておりましたので、Windows XPの時に比べ早い段階で対処された方が多くみられました。 その一方でWindows 7搭載パソコンのシェアは未だ20%を超えており、サポート期限が切れた現在もWindows 7を使い続けている方が多くいると思います。 サポートが切れた途端ウィルス感染するかのような マスコミの報道、相談した家電量販店では有無を言わさず新しいパソコンへの買い替えを促され、不安のどん底にいる方向けに『実際のところサポート期限が切れるとどうなるのか』について解説したいと思います。 ちなみに本ブログ記事はサポートの切れたWindows 7搭載パソコンの使用を推奨しているわけではございませんのでご注意ください。 サポートの終了でパソコンはどうなるのか Windows 7のサポートが終了してもパソコンは従来通り使用することができます。 これまでとの違いは月1回実施されてきたWindows アップデートが無くなります。 Windows アップデートはWindows 7の不具合やセキュリティ上の弱点が見つかった際、Windows 7を自動で修正する為に無料で配布されてきました。 2020年1月15日以降はWindows 7の不具合やセキュリティ上の弱点が見つかったとしてもWindows アップデートによる修正は受けられません。 Windows 7を使い続けるとウィルス感染するのか Windows 7は2009年10月22日の発売からこれまでの約10年間、継続的にWindows アップデートを繰り返しセキュリティ上の弱点を修正してきました。 その為、新たなセキュリティ上の弱点が容易に見つかるとは考えられません。 また、昨今のウィルスはメールを介して感染することが多く、Windows 7だから感染しやすい、Windows 10なら防ぐことができるといった差はありません。(まったくないわけではございませんが無視できる程度の差です。) しかし時間が経過しWindows 7のセキュリティ上の弱点が発見される可能性は少なからず残されます。 よってWindows 7を使い続けると時間の経過に比例してウィルス感染のリスクが上がりますが、数日~数週間程度の経過では致命的な弱点が見つかるとは思えません。 Windows 7を使い続けるとパソコンが固まったり動かなくなるのか Windows 7を使い続けることでパソコンが壊れたり、不具合を発生することはありません。 但しWindows 7搭載パソコンは購入から数年を経過しており、パソコン内部の部品の消耗や寿命により故障する可能性はあります。 目安として購入後6年を経過しているパソコンはWindows 10へのアップグレードと合わせて買い替えも検討しましょう。 セキュリティ対策ソフトはWindows 7を継続サポート 国内で販売されている主なセキュリティ対策ソフトはMicrosoftによるサポート終了後も継続してサポートします。 参考:サポートが終了したWindows 7で使用できるセキュリティ対策ソフト一覧 サポート終了後のWindows 7にセキュリティ対策ソフトをインストールすることで最低限のウィルス対策ができます。 また、場合によってはサポートが切れたWindows 7にセキュリティ上の弱点が見つかったとしても、セキュリティ対策ソフトが弱点への攻撃を防いでくれる可能性があります。 Internet Explorerの使用は控えましょう サポートの終了とは関係ありませんが、Windows 7に搭載されているInternet Explorerはセキュリティ上の問題が多い為、使用を控えましょう。 サポート終了後のWindows 7ではGoogle ChromeやMozilla Firefoxの使用をお勧めします。 また、Windows 10ではInternet Explorerの後継ブラウザとしてEdgeが付属していますが、互換性を保つためInternet Explorerも付属しています。Windows 10においてもInternet Explorerの使用は極力控えましょう。 まとめ Windows 7のサポート終了直後は特にこれまでと変化はありません。 ウィルス感染のリスクもWindows 7でセキュリティ上の弱点が発見されない限りこれまでと変わりません。 しかし時間の経過に比例して弱点が発見される可能性が上がります。 Windows 7搭載パソコンをサポート期間終了後も使用するのであれば最低限セキュリティ対策ソフトをインストールしておきましょう。 尚、大騒ぎするほど焦らなくても良いですが、ご自身のタイミングでWindows 10への移行しましょう。 解決しない場合 さくらパソコンサービスではWindowsのアップグレードに対応したリカバリサービスを提供しています。 ご自身で復旧が困難な場合などお気軽にご相談ください。