インテル製の第13・14世代CoreシリーズCPUに製造上の問題があることが発表されました。
July 2024 Update on Instability Reports on Intel Core 13th and 14th Gen Desktop Processors(Intel公式サイト)
パソコンの使い方によってはCPUに過電流が流れ、修復不能な破損が発生し、ソフトが起動しないなどの問題が生じます。
目次
対象となるCPUはインテル製Coreシリーズの第13世代、第14世代のデスクトップ向けとなります。
第13世代 Coreシリーズ(2022年10月20日発売) | Core i3/5/7/9 – 13〇〇〇 |
第14世代 Coreシリーズ(2023年10月17日発売) | Core i3/5/7/9 – 14〇〇〇 |
インテルはノートパソコン向けCPUに問題は無いと発表していますが、一部ユーザーからはノートパソコンでも同様の問題が発生しているとの声もあります。
尚、第14世代CPUは現在販売されているパソコンにも搭載されています。
上記画像の場合、Intel(R) Core(TM) i7-6700 CPU @ 3.4GHzの『6700』が型番になります。
型番が『13〇〇〇』又は『14〇〇〇』の場合は問題のCPUに該当します。
総合的に見ると以下のような条件下で使用しているパソコンにおいて、使用開始から数か月程度で不具合が生じているようです。
尚、情報が錯そうしており精確ではない可能性がございますのでご注意ください。
インテルはCPUを使用条件を守って使用するよう推奨しています。
具体的にはBIOS(UEFI)上で以下の設定するようPCメーカーと情報共有したようです。
項目 | 設定値 |
---|---|
CEP (Current Excrusion Protection) | Enable |
eTVB (Enhaned Thermal Velocity Boost) | Enable |
TVB (Thermal Velocity Boost) | Enable |
TVB Boltage Optimizations | Enable |
ICCMAX Unlimited Bit | Disable |
TjMax Offset | 0 |
C-states | Enable |
AC Load Line | AC Load Line must match the design target, with a maximum value of 1.1mOhm. DC Load Line must be equal to AC Load Line. Lower values are possible if they match board design and VR capabilities. VR and BIOS Load Line values must match. |
DC Load Line |
一部メーカーではBIOSアップデートを実施することで上記設定を簡単に設定できるようになります。
また2024年8月中旬にインテルより修正パッチを発表するとしています。
弊社販売の該当CPUが搭載されたパソコンにおいて、当該不具合の発生は確認されていません。
弊社より納品したインテル製の該当CPU搭載パソコンにおいて、インテルが定める条件以上で稼働するよう設定されているものはございません。
今後なんらかの対応が必要と判断した場合、別途個別に案内させて頂きます。
お見積りにインテル製CPU搭載パソコンが含まれる場合、当該問題の説明及び了解を頂いた場合のみ御見積書を提出させて頂きます。
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